ふなずしの作り方
1.ふなの下処理
①ふなのうろこやえらを取り、卵は破らないようにして残し、先の曲がった針金で内臓を取り出す。苦玉(胆嚢)は確認して除く。
2.塩漬け(滋賀県では「塩切り」という)
①えらぶたから塩を腹いっぱいに押し込み、目やひれの付け根にもすり込む。
3.飯漬けにする。
①普通に炊いた飯を冷まし、おにぎり程度の塩味をつけた後、えらぶたから腹に詰める。
4.竹の皮を当て、桶の周りにかいわら(わらを三つ網にしたもの)を置き、落としぶたをして重石を載せる。
5.1日後、ふたの上から水を張る。その後は、重石や張り水に絶えず注意し、時々水替えをする。年末頃には食べられる。大きいふなは1年くらい漬ける
6.取り出し方
ふなずしを桶から取り出す時は、上に張った水を先に出してから、重石を降ろし、上の飯をはずして、一層ずつあげていく。※参照: 滋賀の食事文化研究会編 『つくってみよう滋賀の味』