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会長挨拶

滋賀の食事文化研究会のホームページをご覧になり、ありがとうございます。

当研究会は滋賀県の風土や暮らしの中で受け継がれてきた伝統食を学び、記録し、再現して、次の世代に継承していく活動を続けている団体です。

滋賀県の真ん中には日本一の淡水湖「琵琶湖」があり、それを取り巻くように広がる田畑や山々から、多様な食材の恵みがもたらされ、フナズシやお漬物などの発酵食品、エビ豆やアメノイオご飯といった湖と陸の食材が組み合わさった料理、神事や年中行事と深く結びついた料理など、いわゆる伝統食が人々の暮らしの中で受け継がれてきました。これらの料理は今の時代からは、一見地味で時間や手間のかかる料理に見えますが、私たちが未来へ暮らしていくうえで、学ぶべき多くの知恵や技が隠されているのです。

滋賀の食事文化研究会には滋賀の食に関心のある人ならだれでも入会できます。入会の動機も滋賀の伝統食を研究したいというだけでなく、滋賀のおいしいものを食べてみたい、フナズシを漬けてみたい、伝統料理を作ってみたい‥などでも大丈夫です。多くの人が様々な想いの中で伝統食に関わり、知恵や技を受け継ぎ、作り食べ続けていくことが、食を未来につなげていく事になると思っています。ご興味を持たれた方は、どうぞお気軽にお問い合せください。

滋賀の食事文化研究会会長 桑村邦彦